こんにちは! 元社会科教師のなおじです。
近頃、孫が続々生まれ、現在5人の孫のおじいちゃんになりました!
孫は、本当にかわいいです!
さて今日は、お子さんをお持ちの親御さんなら絶対に知っておきたい「幼児教育」について、とっておきの情報をお届けしますね。
最近、ちょっとショッキングなニュースがありましたよね。
有名なお寿司屋さんで、お客さんが他の人が注文したお寿司にツバをつけたり、湯飲みをなめ回してそれをYouTubeにアップしたりして…本当に信じられませんよね。
このニュースを見て、私はふと思ったんです。「この若者の育ち方に、何か大きな問題があったんじゃないかな?」って。
昔から「三つ子の魂百まで」って言いますが、まさにその通りなんです。
**だからこそ、今日は皆さんに絶対読んでほしい本があるんです!**それが「幼児教育と脳」という一冊。
この本を読んだら、きっと「ああ、だから幼児教育って大切なんだ!」って心から納得していただけると思います。
なぜ今、幼児教育が注目されているのか?
社会問題の根本原因は幼児期にあった
皆さん、最近の若者の問題行動って、なんだか増えてきていると思いませんか?
実は、これらの多くが「PQ教育の欠如」から来ているって知ってました?
**PQって何?**と思われるかもしれませんが、
簡単に言うと「人間として社会で生きていくための総合的な知性」のことなんです。
この教育が幼児期に不足していると、大人になってから取り返しがつかないことになってしまうんです。
だからこそ、私たちは今、真剣に幼児教育について考える必要があるんですね。
脳科学が証明した「幼児期の重要性」
実は、人間の脳って思っている以上にすごいんですよ!
知能指数(IQ)はもちろん、人格や感情、さらには「運動神経」と言われる運動能力も、実は全部脳がつくっているんです。
つまり、幼児期に脳を豊かに育むことが、お子さんの人生全体を左右するってことなんです。
筆者の澤口先生は、こう断言しています:
「幼少期に脳を豊かに、上手に育むこと、『幼児脳教育』こそが、人間形成にとって最重要の課題」なんです。
8歳までが勝負!脳の「感受性期」とは
「うちの子、もう小学生だから手遅れかな…」なんて心配しないでくださいね。
脳科学的には、8歳くらいまでが「幼児脳教育」の正念場なんです。
まだまだ間に合いますよ!
この時期を「感受性期」と呼ぶんですが、この間に適切な環境を与えてあげることで、お子さんの可能性は飛躍的に伸びるんです。
さて、次はいよいよ「脳の仕組み」について詳しく見ていきましょう。
きっと「え、そんなことが脳で起きてるの?」って驚かれると思いますよ!
脳科学が明かす!子どもの可能性を最大限に引き出す方法
遺伝だけじゃない!環境の力は40%もある
「うちの夫婦、そんなに頭良くないから…」なんて諦めちゃダメですよ!
確かに知性の60%は遺伝しますが、残りの40%は環境で決まるんです。
しかも、幼少期の脳は最も変化しやすい時期。つまり、今からでも十分間に合うってことなんです!
脳の中で起きている「ダーウィンの進化」
ちょっと難しい話になりますが、実はお子さんの脳の中ではすごいことが起きてるんですよ。
生まれたとき、赤ちゃんの脳には「とりあえず何でも対応できるように」たくさんのニューロンがあるんです。
でも、環境によって必要なものだけが生き残って、不要なものは消えていく。
**これって、まるでダーウィンの自然選択みたいですよね!**
適切な結合をしたニューロンとシナプスが環境要因によって選択される。
幼児の脳では、環境要因によって「刈り込まれる」という形で神経回路が形成されていくんです。
知性は8つもある!意外な発見
皆さん、お子さんの「得意なこと」って何か分かりますか?
実は私たちの知性って、たった一つじゃないんです。
8つの知性があるって知ってました?
8つの知性をご紹介しますね:
- 🗣️ 言語的知性:おしゃべりや読み書きが得意
- 🎨 絵画的知性:お絵描きや図形理解が得意
- 🧭 空間的知性:道案内や立体把握が得意
- 🔢 論理数学的知性:計算や論理思考が得意
- 🎵 音楽的知性:歌や楽器演奏が得意
- 🏃 身体運動的知性:スポーツや体の動きが得意
- 👥 社会的知性:人間関係を築くのが得意
- 💝 感情的知性:感情のコントロールが得意
そして、これら全部を総括するのが「自我」(PQ)なんです!1
一番大切な「PQ」って何?
ここで皆さんに質問です。
お子さんに一番身につけてほしい能力って何ですか?
多くの方が「頭の良さ(IQ)」って答えると思うんですが、実はもっと大切な能力があるんです。
それが「PQ」。
能力の種類 | 内容 |
---|---|
IQ | 知能テストで測れる頭の良さ |
EQ | 感情をコントロールする力 |
PQ | 自分の様々な能力を把握して、将来に向けた計画を立て、社会の中で前向きに生きるための知性 |
つまり、PQが人生の「総監督」のような役割なんです!
それでは次に、具体的にどうやってこれらの知性を伸ばしていけばいいのか、実践的な方法をお教えしますね。
きっと「これなら今日からできる!」って思っていただけると思います。
8つの知性を伸ばす具体的な実践法
🎵 音楽的知性を育てるコツ
音楽的知性を育てるには、
良質な音楽を0歳児から、絶えず聞かせるといった環境が必要なんです。
楽器を演奏することも大切。このようにすれば、いわゆる「絶対音感」も獲得することができるんですよ。
具体的には:
- 0歳から良質な音楽を聞かせる(特にモーツァルトやバッハがおすすめ)
- お母さんの子守り歌も大切!母親が子守り歌を聞かせることで、音痴になりにくくなることが分かっているんです
- 絶対音感は幼児期にしか身につかないので、早めがポイント
ちなみに、モーツァルトを聞かせるだけでIQが10ポイントも伸びるって言われてるんですよ。
すごくないですか?
🎨 絵画的知性の育成法
絵画的知性には、
もちろん、本物の絵画に囲まれて育つ環境が必須なんです。
「幼児に絵画など分からないでしょ」なんて思わないでくださいね。
実践ポイント:
- 本物の絵画に囲まれた環境を作る
- 赤ちゃんでも良質の絵画に囲まれれば、ピカソもモネも理解するんです
- 大きな紙に自由にお絵描きさせる
- 多彩な色を使って、自由に絵を描かせることが大切
描画に関しては、大きく広い紙(あるいは地面だってよい)と、そこそこの絵の具・クレヨンなどがあればよいので、用意する環境も簡単なんです。
🏃 身体運動的知性と🧭 空間的知性の伸ばし方
身体運動的知性を伸ばすポイントは、
裸に近い状態で自由に運動をさせることです。
自由な身体運動を妨げる厚着などは論外なんですね。
おすすめの方法:
- 裸足で野原や公園を歩かせること(身体運動に関係する脳領域が活発になります)
- 「高い高い」で平衡感覚を鍛える
- 積み木やレゴのようなものがよい(空間的知性と論理数学的知性の両方を育てられます)
これらを様々に組み合わせて創意工夫しながらいろいろな立体物をつくるには、空間的知性がかなり強く必要とされるので、この知性はうまく鍛えられるんです。
🗣️ 言語的知性と英語教育のゴールデンタイム
お子さんに英語を習わせたいと思ってる方、朗報です!
7歳までに英語環境にいた子は、ネイティブレベルになれるんです。
でも8歳を過ぎると急激に習得能力が落ちちゃう。
重要なポイント:
- 7歳までがネイティブレベル習得のリミット
- 真のマルチリンガルに育てたいなら、幼少期に母国語の他に外国語の環境にさらすことが必須
- 英語の教育は、遅くとも幼稚園や保育園から始めて、小学校低学年までに集中して教育する必要がある
でも次が一番大切なポイントなんです。
実は、これらの知性よりももっと重要な「PQ」を育てる方法があるんです。
それも、特別なことじゃなくて「普通の環境」でできるんですよ!
一番大切な「PQ」を育てる環境づくり
意外な事実:「普通の環境」が最強だった
意外かもしれませんが、PQを育てるのに必要なのは*
*特別な教育じゃなくて「普通の環境」**なんです。
具体的には:
- 兄弟姉妹やいとこたちとの関係
- 近所の同年代の子たちとの「ガキ集団」
- おじいちゃん、おばあちゃんとの触れ合い
- 両親からの愛情たっぷりの関係
つまり、昔ながらの「みんなで子育て」が理想的なんですね。
「ガキ集団」の復活が日本を救う?
人類は、歴史的に何万年もの間、同年齢、
あるいは年齢的に離れた兄弟姉妹、いとこ、遊び仲間、
おじさんやおばさん、おじいさんやおばあさんが多数身近にいる環境で生活してきました。
子どもは、「ガキ集団」の中で育つ。
それが普通だったんです。
近所の同年輩や多少年齢が離れた子どもたちがつくる数人から十人程度の集団。
このような人間関係がPQにとっての「普通の環境」なんです。
現代社会の問題点と解決策
冒頭のYouTuberの事件を思い出してください。
実は、こうした「社会的病状」の多くはPQ教育の欠如が原因だと澤口先生は指摘しています。
だからこそ、私たちは今:
- 会津の「什」のような縦割り集団の復活
- 薩摩の「郷」のような地域ぐるみの子育て
こんな昔ながらの良さを取り戻す必要があるのかもしれませんね。
家庭でできるPQ教育の実践法
**でも、「そんな理想的な環境、現代では無理でしょ?」って思いますよね。
**大丈夫です!家庭でもできることがたくさんあるんです。
今すぐできること:
- 目的志向性を育てる:お子さんの「夢」を聞くクセを身につけ、いつも未来のために努力するよう導く
- 好奇心を積極的に伸ばす:子どもを「豊かな環境」「多様な環境」に積極的にさらす
- 誉めることの重要性:達成感を与え、感情的に怒ることは避ける
それでは最後に、今日から実践できる具体的なコツをお教えしますね。
これで皆さんも「幼児教育マスター」になれちゃいますよ!
今すぐ始められる!家庭でできる幼児教育のコツ
お子さんの得意分野を見つける3つの方法
1. 両親の得意なことをチェック
知性は遺伝するので、両親の得意とする知性が何かを押さえることで、見つけやすくなるんです。
もちろん、両親のそれぞれが得意とする知性が異なっている可能性もありますが、その場合はとりあえず、両方の知性を育てるべく英才脳教育をほどこせばよいんです。
2. 熱中することを観察
0歳児でも、よく観察していると、熱中することや喜ぶことがあることに気付きます。
その興味・関心を把握することもとても大切。
多くの場合、自分が得意とする知性に関係することをすれば熱中し、楽しむんです。
3. 多様な環境を用意
好奇心を育てるには、親や教師の実力が大きく問われます。
例えば親が昆虫に興味をもっていれば、子どもは昆虫を見たりさわったりする機会・環境に恵まれるんです。
効果的な「英才教育」の進め方
「英才教育」という感覚より、「個性を伸ばす」という感覚が近いんです。
ポイント:
- まんべんなく vs 特定分野集中:これは親の価値観による選択
- 適切な英才教育は大きな意味がある。むしろ積極的にどんどん進めるべき
- 自発性の重要性:自分で自分の得意で好きな事柄を見つけ、それに集中すること
好奇心を伸ばす環境づくりの注意点
絶対にやってはいけないこと:
- 好奇心を削ぐような言動・教育を極力抑える
- 「危ないから」「汚いから」といって、すぐに止めさせるのはダメ
実際に、小学校勤務だったとき、ある高級ブランドの服を毎日着てくる子がいて、その子の親から「服が汚れるので、外遊びをさせないでください」という電話がきたことがありました。
申し訳ないですが、このような親になっていただきたくないんです。
好奇心にもとづく行動には、危険なこともあるし、常識や好みでは容認できないものもあるでしょう。
しかし、その度に好奇心を抑えていては、別の事柄に関する好奇心も決して育たないんです。
目的志向性を育てる具体的方法
自発性には2つのレベルがあります:
- 好奇心:原初的なレベル(他の哺乳類でも持っている)
- 未来志向性・目的志向性:より高次なレベル(人類に特有)
実践方法:
- 幼児の「夢」を聞くクセを身につける
- 夢を語らせ、その夢のために少しでもがんばることを誉めてあげる
- 最初は小さな目的・夢でもよい。「こうしよう」「ああしたい」という短期的な目的・夢をもたせ、そのために努力するクセを身につけさせる
感情的な関わり方のコツ
とても重要なポイント:
- 誉めることは多重な知性の発達にとって、とても大切
- 達成感も重要
- 怒られることや挫折感は、とくに幼少期ではたいへんまずい
- 感情的に怒ることは避けねばならない。怒られるときに脳内に分泌される物質は知性フレームの発達にとってよくない
- 「幼児虐待」など論外。生涯にわたって深刻な悪影響を脳内にもたらし続ける
まとめ:今日から始める幸せな子育て
長くなりましたが、要するに幼児教育は人生の土台づくりってことなんです。
今日から皆さんにお願いしたいこと:
- お子さんの得意分野を見つけてあげる
- 多様な環境を用意してあげる
- 好奇心を大切にしてあげる
- 豊かな人間関係を築いてあげる
そして何より、お子さんと向き合う時間を大切にしてくださいね。
澤口先生の「幼児教育と脳」、本当におすすめです。
お子さんの未来のために、ぜひ一度読んでみてください。
きっと「なるほど!」がたくさん見つかりますよ。
この記事を読んでくださった皆さんのお子さんが、のびのびと健やかに成長されることを心から願っています。
子育て、一緒に頑張りましょうね!
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